おいしいりんごの話


おいしいりんごの話 by Fu-

リンゴの宣伝みたいな話なんだけど、それにしては時期はずれですかな。

僕の女房のお姉さんの嫁ぎ先がリンゴ農家なんですが、そのお姉さんが結婚したときにその旦那さんがリンゴを交配して新品種を作って苗を植えておいたんだそうです。

それから20年、なかなかおいしいリンゴに育ったので、二人の娘の名前をとって「あいかの香り」と「ひろの香り」と名付け、新品種として世に出しました。

その「あいかの香り」、2年ほど前にまぼろしのリンゴとして「どっちの料理ショー」の厳選素材に取り上げられ、とても評判になりました。食べるとさっぱりした上品な甘さが受けています。僕はもうフジなど食べる気がしないです。

「あいかの香り」、ほとんどが産直で売り切れてしまい、店に出ることはほとんどありません。 その「産直システム」は僕が独立してはじめて作ったシステムです。税務署の監査の人がそのシステムを評価して、何百万もしたでしょうと言ったそうですが、その数分の一で作りました。

そのシステム、顧客管理にちょっとした工夫をしてあって、なじみの客が「去年と同じところにお歳暮で送ってくれ」と注文を入れると、ワンタッチで出荷伝票から請求書まで出力します。

リンゴの名前になった「あいかちゃん」、今年の正月に子供が生まれて幸せいっぱいです。
今、フジが安くなってリンゴ農家もたいへんですが、こんなふうに頑張っている農家もあります。

「あいかの香り」は藤牧農園で作られた新品種です。
苗木を販売しているので、結構あちこちの農家で作られるようになってきました。
ただ、いい味を出すのは技術的に難しいのだそうです。
そこがまたいいところかもしれません。

我が家は大きな箱で「はぶき」をもらっています。
昨日、最後の一つをフジと食べ比べして、やっぱり「あいかの香り」の方がずっとおいしいと再確認しました。

藤牧農園のホームページから注文できますから、忘れないで今年の初秋に注文してみてください!

(2004年3月5日)